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トラブル回避のための就業規則運用(3)

三六協定(さぶろくきょうてい)  は結んでいますか?

そして、 「残業」  と  「時間外労働」  の違いはご存知ですか?



先日、ある方から頂いたご質問にお答えしたことについて、

このブログにいらしてくださる事業主様にも、お知らせしたいと思いましたので、

「残業」 と 「時間外労働」 についてちょっとだけ触れさせていただきますね。




例えば 監督署 などに電話をしたとき、

「残業についてですか?時間外についてですか?」

と聞き返されたことはないでしょうか?




原則的な1日の法定労働時間は8時間です。

それ( 法定労働時間 )を超えたら 「時間外労働」 となります。

パートさんなど6時間契約の方が、多忙により時間を延長した場合の

契約時間(例えば6時)~8時間の時間帯が 「残業」

というのが正確なところとなっているからなんです。



では、法律で 「1日の上限とされている8時間」 を超える 「時間外労働」 ですが、

世間一般では普通に行われていますが、問題ないのでしょうか?


これは、 「三六協定(さぶろくきょうてい)」という労使協定を、

「事業主さんと従業員さんの代表者」 で締結し、

さらに 労働基準監督署に「届出」をすることによって、

違法状態ではあるけれども罰は免除するという

「面罰効果」 が発生するので可能となるからなんです。


時間外割増(いわゆる残業代)を払いさえすれば解決する問題ではないのです…。



ただ、協定さえあればいくらでも働かせられるのか?ということですが、それはNOです。

厚労省の指針で 限度基準 が定められているのです。

長時間の過重労働をさせないように、事業主様に安全配慮義務が求められている部分の一つでもあります。



そして、「届出」をしなければ効力は発生しなく、

「無効な協定」 となってしまいますので要注意です。

遡り日付もダメ ということも合わせてお気をつけ下さい。



次にお気を付けいただきたいことは、

三六協定を締結しただけ では「時間外労働」をさせることはできません。

就業規則に 「終業時刻以降の労働」を 命ずることができる ように記載されて、
社内で周知 されていることが大切です。


是非一度、就業規則の内容と、三六協定の有無と有効期限をご確認いただければと思います。




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【想い】
トリニティー(Trinity)とは英語で三位一体(さんみいったい)のことを指し、「三者は等質で不可分」であるということを表します。
事業主様、従業員様、そして法律の「三者」が上手に調和し、信頼関係によって事業が大きく発展できるように、一緒に悩んで、一緒に泣き笑いをしたいと願う日々です。

いままで多くの人々に支えられてきました。
これから出会う人々へリレーすることが最大の恩返しと思っています。


【経歴】
平成5年 日本大学商学部卒。
大手リース会社で営業担当、大手機械メーカーで営業職と営業所長職に従事。

その後、一念発起し労働法の世界へ転身。

大手労働法務コンサルタント会社を経て、特殊電子部品等のメーカーで勤務社会保険労務士として労働法務業務に従事。

数多くの知人や友人の応援やご支援をいただき、H22年9月に独立開業しトリニティー社会保険労務士事務所を開設。

H25年11月より、ミャンマーブリッジ株式会社の常務取締役に就任。

【趣味】
犬や動物をこよなく愛し、写真撮影や車も大切な息抜き。


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